「コラムを読む」カテゴリーアーカイブ

勉強の習慣化の大チャンス!小学生の夏休み☆2.計画編


前回記事はこちらをクリック→:勉強の習慣化の大チャンス!小学生の夏休みを宿題だけで終わらせてはいけない

 

前回、学習を『嫌なもの』にしないために、夏休みを使って学習習慣をつけようという記事を書きました。

そこでその習慣をつけるために必要不可欠な、夏休みの目標設定と計画の明記化についてお話を進めていきたいと思います。これは全て夏休み前までにしておきたい事です。

 

目標を立てるには自分を現状を把握することから

まずは夏休みに子供が何をすべきなのか、お子様自身と一緒に考えてみましょう。

『何をすべきか=何が足りていないか』です。

まず、すでに算数などで『苦手』や『分からない』が出てしまっているのであれば、どこでつまずいてしまったのか、一つずつ単元を一緒に見直してさかのぼります。1学年前であればそこまででもさかのぼります。
決して人と同じところを勉強する必要なんてないのです。

出来るところからやり直すという事で子供の自信を取り戻して育てていきます。
出来るところからスタートするという方法は公文式などでも用いられている方法で、確実に100点をとれるところからスタートすることで子供が『解ける嬉しさや喜び』をもう一度手に入れ『勉強=嫌なもの』であることを取り除き、『次をもっと解いてみたい』意欲に変えていきます。

確認では1学期の間にあったテストや、授業中のプリントやワークの間違っている項目をチェックしていくと良いでしょう。
そうして全教科の気になる項目や、足りない部分、苦手な部分を紙に書き出していきます。
書き出すということは実はとても大切なこと。あれもこれもと思いつくままに手を出せば全てが中途半端に終わります。
視覚でしっかり認識させて一つ一つクリアしていき項目を消せるようにしましょう。

ちなみに、効率よく自分の苦手部分を勉強するために、日頃から家庭学習用の教材や問題集は直接書き込まずにノートや不要な紙に解いていき、間違った問題部分に印をつけておくとそれを後から重点的に何度も解き直しが出来ますよ。

 

目標の設定

自分の弱点部分の書き出しが終わったら、次は夏休み期間中の学習のゴールとなる『目標』を決めていきます。

単純に、書き出したものを一つずつ克服していって全ての弱点をクリアするのでも構いませんし、弱点が少なければ、そこをクリアした後はさらに2学期の先取り学習をすることや得意教科を深く強化して難問にチャレンジしていく事、検定にチャレンジする事など、普段の家庭学習ではなかなか手が伸ばせないところを積極的に頑張ってみましょう。
決めた目標はまた紙にちゃんと書き留めて、出来れば貼りだしておくと良いと思います。

その際、出来るだけ目標は
『毎日の目標、1週間の目標、一ヶ月の目標』
を具体的に書いておくほうが良いです。
ゴールのない勉強は長続きしません。習慣化させるためには、毎日のゴール、1週間のゴール、一ヶ月のゴールを明確に打ち出してメリハリをつけなければなりません。

ゴールとなる目標が決まったら、次に、それを達成していくためにどの教材やテキストを使うかを決めます。出来れば、夏休み用に書店などで家庭学習用の問題集を1冊ずつ用意すると計画的に取り組みやすくなります。

問題集を探す→こちらをクリック

家庭用通信教育教材を探す→こちらをクリック

 

計画の明記化

では目標と教材が決まったら、計画表を作りましょう。

計画表はどんな形式でも良いですが、一日一日の予定を書き込めるものが良いです。

まずは夏休みですでに決まっている予定(家族旅行など)を計画表に書き込みます。そして夏休みの最後の5日を空けて、残りの日数でまずは夏休みの宿題を割り振っていきます。

一日の宿題量は30分程度で終わるくらいを目安としてみましょう。残りの5日は急な予定等で計画がずれた場合の予備日とします。逆に早く終わった場合でも、宿題の予定だった時間に他の勉強を強要はしないように。学習時間は宿題時間とは別に毎日ちゃんと確保しますので、本人が勉強を望む場合を除いては空き時間は好きに過ごすようにしましょう。

宿題の割り振りが終わったら、目標に沿って、宿題の時間とは別に1日1時間程度で終わるくらいの学習を『教材P〇〇~P△△』などのように1日ごとに大まかに書き込みます。お子様と学習時間を30分程度×2回(朝と夜、など)決めておきます。

小学生の望ましい学習時間は、学年+10分といわれていますので学習時間の設定の目安としてみてください。

1日ごとのゴールが決まれば、それを毎日やることでどれだけ力がついたか、問題集を使って1週間ごとにテストをしてみます。どんな問題をどこまで解けるか、などを1週間のゴールに設定しましょう。

それを繰り返しながら、1ヵ月後に総まとめのチェック(テスト)をやって1ヶ月のゴールにたどり着きます。

1週間ごと、もしくは1ヶ月ごとに目標を達成出来ても出来なくても、決めたことを続けたお子様をしっかりと褒めることを忘れないで下さいね。前回もお話したとおり、好きな人に褒められることが何よりの原動力・推進力となり得ます。

まとめ

夏休みを無駄に過ごしてしまうと、2学期からの成績に大きく影響が出てしまいます。やる子は1学期の苦手やつまずきをきちんと解消して、やった分の力をプラスしてきます。

やらなければ苦手やつまずきが2学期でさらに大きく膨らむマイナスが迫ってしまいます。

でも宿題がちゃんと出るではないか、どうして夏休みの宿題だけではいけないのか?

答えは、

「勉強とは『問題を解く』ことよりも『解答や解き方の詳しい説明を一つ一つじっくり自分の中で噛み砕いて理解する』部分で力が付くから」

夏休みの宿題は解くだけで終るもの。問題を解くだけ、最後に解答を見て○×を採点つけるだけ、はほぼ何も勉強していないことと同じだからです。

夏休みの勉強では出来るだけ『解く』よりも『学ぶ』ほうを中心に、しっかりとした教材を選んであげてみて下さい。

以上、小学生の夏休みの勉強法方についてでした。

 

コラム一覧に戻る

 

トップに戻る

 


勉強の習慣化の大チャンス!小学生の夏休みを宿題だけで終らせてはいけない


小学生の勉強で大切なこと
まずは勉強の中身より『勉強の習慣化』

 

あと1ヶ月ほどで子供達の待ちに待った夏休みがやってきます。

早く宿題を終らせて遊ぶ子、残り数日で慌てて宿題にとりかかる子、いろんなお子さんがいらっしゃると思いますが、1年のうちで大きく成績に差が出るのがこの夏休みでもあります。

夏休みは地域にもよりますが20日~40日程度(ここでは平均で30日とみなします)の長期休暇。

毎日1時間勉強をやるだけでも夏休み終了後には30時間分の学習成果が子供の中に確実に積み上がります。

しかも毎日の授業とは違って学習内容がプログラムされていませんので、不得意問題を中心に1学期の学習の穴を埋めたり、得意分野を更に磨いて難問レベルまで到達してみたり、普段はなかなか手が廻らない検定にチャレンジする為の勉強をしてみたり、2学期3学期分までどんどん先取り学習してみたり。どんな学習だってやりたいようにチャレンジ出来る、貴重な期間でもあるのです。

自分で自分を伸ばせる時期。自分を知る時期。自分や勉強のやり方を大きく変えられる時期。達成感や自信を手に入れられる時期。やらなければ現状維持もしくはマイナス。やれば成績アップもしくは上記のどれかは確実に手に入るというプラスしかありません。

それならやらなきゃもったいない!

しかしこうやって勉強勉強!習い事!と話を進めるとよく保護者さまから『小学生の間は身体を動かして遊ばせるのが大事』『勉強や習い事を押し付けて苦手意識を持たせたくない』『まだそれほどさせる必要性を感じない』といったお声を頂くのです。

小学生の間は身体を動かして遊ぶのが大事

もちろんです!特に日ごろ家でゲーム遊びが主流の今の子供達にとって、友達と元気に外で走り回って長い時間遊べるこの期間は本当に大切にして頂きたいなと思います。

ですが1日は24時間、夏休みは720時間。

その中で、毎日朝の1時間勉強をする(宿題30分+勉強30分)。それからたっぷり家族や友達と遊んで、夜に30分勉強をする。それだけで良いのです。それでもちゃんと宿題とは別に30時間の学習成果はきちんと積み上がるのです。遊ぶことに支障はきたしません。むしろ遊ぶ時間はたっぷり遊ぶ、確保した勉強時間はしっかり勉強する、この方がダラダラなりがちな生活にメリハリがついてきます。

 

勉強や習い事を押し付けて苦手意識を持たせたくない
まだそれほど必要性を感じない

勉強の習慣化は出来るだけ早いうちからつけておくと『勉強=嫌なもの』となりにくいです。
そもそも小学1年生で勉強を習い始めた頃、勉強は嫌なものだったでしょうか?
りんごとみかんを足す練習。言葉と絵を線で結んで関連付ける練習。草花や動物の観察。とても楽しいものではなかったでしょうか。

ではなぜそれが嫌なものになってしまうのか。それは日々の勉強が習慣づいておらず、間違えた部分や曖昧なままの部分を放ってしまうことでいつの間にか解けなくなっていくからです。

そうやって解けないものや間違ったものが出てきた時点でいきなり勉強をしなさいと怒ったり押し付けたり、それでも放置して『どこが分からないかが分からない』となってしまうことで、子供から『楽しさ』や『やる気』が消えて『苦手』や『嫌い』に変化してしまいます。

勉強は出来るだけ早くから時間を決めて習慣化させ、『お風呂』や『はみがき』などと同じく『日常で当たり前にやるもの』と位置づけておくことをオススメします。
私自身、小さな頃から夜8時になるとTVが消えて1時間の間は教材学習や教材テープをやることが日常でした。自分にとってそれは本当に日常で当たり前のこと。そしてその時聴いていたもくもくむらのケンちゃんという英語テープは今でさえ台詞の一つ一つ覚えていますし、学習が習慣化したまま苦痛を持たずに積み重ねた今、福祉や不動産関連の資格取得や、自分の子供達の受験や日々の勉強を教えてあげられることに役立っています。

子供は本来、新しいことにチャレンジすることや知らないものを知ろうとする行為をあまり苦痛としません。むしろやり方次第ではパズルやゲームのように答えを導くことを楽しんだり、解説を読み解いて理解していく達成感を気持ちいいと感じることもあります。
そういった子供はつまずいた問題も自分でちゃんと解説を追って、その時間の中で解決するようになります。

まだ習慣化していないお子さんは『日常で当たり前にやるもの』をより楽しくするためにほんのちょっと工夫をしてみましょう。

・毎日スタンプやシールをあげて、何個溜まったらこんなご褒美を用意しよう。

・丸つけの最後に毎日違うイラストとメッセージを書いてあげよう。

などほんの些細な工夫で良いのです。

ちなみに、そういった『楽しさ』を満載して子供の興味を上手に勉強に向けるよう研究しつくされているものが『学研』や『ドラゼミ』などの継続型教材です。小学生のうちは実はこれが一番お勧めの勉強法ですので、ご興味のあるかたはぜひこちらもご参考にされて下さい。

⇒継続型家庭用教材をいろいろ見てみる

そして、『楽しさ』と『やる気』を引き出す一番の魔法。
・勉強の後は、毎日いっぱい褒めてあげよう。

『当たり前にやるもの』を親は当たり前にとらずにちゃんと褒めてあげます。

子供はお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの事が本当に大好きなんです。大好きな人に褒められることこそが子供にとって何よりも原動力となります。

子供は誰でも、信じられないほどの力を秘めていますから。勉強だけに限らず、それを引き出すには『子供をちゃんと褒めて』あげて下さい。


子供は押し付けたり怒ったりしなくても、習慣付けるだけでちゃんと苦痛なく生活の一部として勉強します。親自身が『勉強を嫌なもの』と認識して与えないことは、子供の広く広がっている世界の一部を失わせてしまうかもしれないということに気づかなければなりません。

自分たちが大人になるのに必要なかった英語でも、これからの子供たちには当たり前に、話せなければ選べる職業が一部閉ざされてしまったりするのです。大人の物差しや時代とは違うことを大人こそが自覚して、子供への教育はしっかり与えて下さい。

 

さてそういったことからも、まだ習慣付いていないお子様へも『夏休み』というのは学習スタイルや学習自体への認識を変える絶好の機会なのです。

とは言っても、ただやみくもに時間だけを決めて教科書を眺めてみても、力はなかなか積み重なってはいきません。

勉強には目標と計画を立てる事が必須となります。そして計画と準備は夏休みが始まる前にきちんと整理し、1日目からスタートを切れるようにしておかなければなりません。そして、それらを立てるためには自分に何が必要かを知ることも欠かせません。

 

次回の記事ではそういった夏休みに向けての学習計画についてのお話を進めていきます。

 

コラム一覧に戻る

 

トップに戻る

 


センター試験の廃止。大学入試の改革と小学校教育改革の繋がり


これまで国公立の大学入試では、一次試験的な役割である全国共通問題の『センター試験』と、大学側が個別で問題を作成し実施される『2次試験(個別学力検査)』との両方を受験し、その合計点で合否が判定されてきました。

しかしながら、このセンター試験の廃止が決定され、2020年度からはこれに代わり新たに『大学入学希望者学力評価テスト(仮称)』(以下 新テストと呼ぶ)が導入される事となります。

 

変革の内容と小学校教育との繋がり

 

1.記述・議論・表現力に力を入れた取り組み

では新テストの導入目的とは一体何なのでしょうか。

新テストではグローバル社会で求められる思考力、判断力、表現力を評価するテストへの切り替えを目的としています。そこでセンター試験ではマークシート方式だった解答方式を改め、新テストでは国語や数学では柔軟な思考や表現力を求める『記述式』を導入します。それに伴い理科や社会についても段階的に記述式に移行されるものと思われます。

ちなみに、高校入試でもすでに全教科において、解答に記述式を用いる割合がかなり高くなっています。例えば社会科です。ある時期の産業のグラフや、文献が提示されていて、『なぜ当時の産業がこのように推移しているのか、当時に起こった世界的な出来事に注目し、アメリカという語句を使って説明しなさい』などといったものです。
この場合は世界恐慌時の日本の生糸の輸出の変化についてなのですが、『世界恐慌によりアメリカの経済が崩壊したことで、アメリカが主な輸出先であった日本の絹糸の輸出量が大幅に減ったから』などが答えとなります。

昔のように単語や年号や人名を丸暗記する時代は確実に終わりました。

小学校の全教科で記述・議論の教育を取りいれるという次期学習指導要領もこの流れに沿ったものだと思われます。資料や問題を読み取り、設問の意味を読み取り、自分の思考や理論を組み立てて、文字や言葉で表現する、という一連の力。グローバル社会を渡っていくために必要な思考力、判断力、表現力を幼い頃から確立していくことになります。

これからは家庭においても、
なぜ?どうして?どう思う?どうすればいいと思う?
日常でのそんなやりとりから自分の意見が言える力を育むことが大切になってくるのかもしれません。

 

2.話せる英語、使える英語を身につける取り組み

また、英語についてはこれまで中心だった2技能(読む、聞く)から4技能(読む、聞く、話す、書く)に重点を置くことを目標に、センター試験では同じくマークシートだった英語の試験に替えて民間試験を利用する方向で整備されています。

これは、学習指導要領に対応した民間試験(英検・TOEFLなど)を高校3年の4~12月までに最大2回受験し、その成績をセンター試験の代わりに大学に提出するというものです。要するに入学試験として他の教科を受ける際に英語の試験自体が行われないことになります。その代わりに英検やTOEICなどで3年生の間にテストを受けておいてその成績を提出するのです。これにより将来的にスピーキング(話す)やライティング(書く)に対応した評価を取り入れる動きが考えられています。

ちなみに英語試験の民営化については、現段階では、2020年度から完全に民間に一本化する案と、2023年までは試験と民間を併用して2024年度から一本化するという移行期間をもつ案の2案があります。

こういった実践的な英語力を身に付けるための対策として、今回の小学校における英語必修化の早期化という道が作られていると思われます。

一部では早すぎる、正しい日本語の確立の妨げとなるといったお声も聞かれますが、小学校では英語教育の入口としてゲームや歌で楽しさを知るところから始まりますので恐らく日本語教育の妨げとはならないものと思います。

これらの変革はまだまだ細かな問題点の解決やルール化が必要であり、様々な意見や観点を取り入れて現在協議中となっています。文部科学省は高校、大学関係者や一般から意見を聞き、6月に実施方針をまとめるとしています。

今後もこの受験変革には十分に意識を向けていかなければなりません。特に私たち保護者は受験制度の知識のないままに勉強をやれとせかすだけでは子供の受験には一緒に向かい合えません。
幼稚園や保育園から大学まで、教育は一連の繋がりをもって今後も変革を遂げていきます。あらゆる教育へのアンテナをきちんと張りましょう。

センター試験関連の政策を見る

 

教育の政策/情報一覧に戻る

 

コラム一覧に戻る

子供との向き合い方


『向き合う』とは『並ぶ』こと

 

色々な年齢、様々な性格のお子様をお持ちの保護者がいらっしゃることだと思いますが、

お子様ときちんと向き合っていらっしゃいますか?

ちゃんと向き合っています、そう答える方でも、実は向き合い方に不安を抱えつつ子供と狭い世界で対峙している方も多くいらっしゃるように思います。 続きを読む 子供との向き合い方